世界線①の②



お待たせしました。

お待たせしすぎたのかもしれません。

(言いたいだけですすみません)


書く書く詐欺をし続けてついに!!!

あの世界線の続きを書きました!


お分かりかと思いますが文章力がまるでないので

温かい目で読んでください。


虚妄が苦手な方はそっと閉じてくださいませ。



それでは、いってらっしゃい!!





BBQの帰り、岩本くんと2人で会う約束して

ついにその日が来た。



どんな服装が好きとか、そういうの全く分からなくて一応シンプルな服装で待ち合わせ場所に行く。


岩本くんは既に待ち合わせ場所にいて、

私を見つけると笑顔で手を振ってくれた。



LINEでどこ行くか色々決めてて、

古着屋さん行ったりタピオカ飲んだりした。



会話続くのかな、、っていう心配をしてたけど

全然そんな必要なかった。



ガラガラの電車に隣同士で座って、

「たまには電車もいいね」って笑ってた。


彼女になったら助手席乗れるのかなあ。

なんて考えちゃう。



「いつから樹と仲良いの〜?」とか

「何年か前に大我がさ〜」とか

共通の話題があるから楽しかったし、


「好きな食べ物は?」「あ!それ俺も好き笑」

とかそんな会話もできて、

こんなに心から「楽しい!!」って思えたの

久々だなぁって思った。

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BBQの時以来だったのに、

家のルートを覚えててくれてて送ってくれた。


「楽しかった!ありがとう!」

「こちらこそ。じゃ、また」



家に帰ってからも

ずーっと岩本くんのことを考えてた。



あんなの好きにならないわけがない。



樹からLINEで「デートどうだった?」って

きたけど、幸せすぎて教えたくないから

適当にスタンプで返した。笑



その日から毎日連絡は取ってて、

「おはよう」とか「おやすみ」が送られてくるのが当たり前になりつつあった。


意外に連絡はまめなんだってまたギャップを感じた。


行く約束をしてるお店は何個かあるけど

予定が合わなくて全然会えずにいる日々が続いた。



ある日友達とご飯に行った帰り

家の鍵を開けようとして、絶望した。



鍵が、、、、ない、、、!!!!!!



カバンの中をひっくり返しても

ポッケの中を探してもどこにもなかった。


一人暮らしなのでプチパニックになって

あたふたしてたら電話が鳴った。



樹からだった。



「なに?」

「あのさー、たこ焼き機貸してくんね?」

「はあ?」「頼む!!!」

「家の鍵無くしてそれどころじゃないんだけど」

「ハッばかじゃねーの笑」

「もういい友達やめるから、じゃあね」

「は!?おい待てって「なに」

「風磨がお前ん家の鍵持ってるかも」

「えっなにそれ」

「合鍵交換してただろ。返そうとしたけどお前がLINEブロックしたから連絡できなかったって。この前BBQん時言ってた」

「あー」「あーじゃねえ笑 風磨に来てもらえよ」

「やだよ」「いつまで避けるつもりだよ」

「一生」「はいはい。あの公園あたりで待ってろよ、多分すぐ来るから」「やだって「お前一生家入れねえよ?」「そんなの業者に「ツーッツー

(うーーわ、、切られた)

(その時の樹↓)

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わけもわからず家の前でぼーっとしてたら

『風磨来るから絶対行けよ』って

樹からLINEが来てた。



ほんとに行きたくなかったけど

一番早く家に帰る方法がそれしかなかったから、

とりあえず公園に向かった。


公園に着くまでに色々考えた。


もう一生会うつもりなかったのにな、、、



パッと顔をあげたら公園よりも手前の道に

風磨がいた。


きっと私が家から来るってわかってたんだろう。




「久しぶり」

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「久しぶり、、」

「ってこの前ちょっと会ったよな」

私は会いたくなかったけどね…


「鍵、遅くなってごめん」「いやうん」

「じゃ」「じゃあ」


大きい掌に鍵が乗ってて、それを受け取る時、

懐かしいなぁなんて思ってちょっと泣きそうになった。


まだ好きとかそういうのじゃないんだけど、、ね。



方向転換して帰ろうとしたとき、


「この前の人と付き合うの?」


風磨が言ってるのは絶対に岩本くんのことだった。


「風磨にはもう関係ないよ」

「まあ、そうだよな笑 ごめん笑」


その顔を見てこの人はもう私に一切気がないんだってすぐにわかった。


「じゃあね」「じゃあな」



ありがとうの一言ぐらい言えばよかったって

ちょっと後悔した。


しばらくして、風磨が車に乗った気配がした。



なんとなくすぐに家に帰る気分にはならなくて、

待ち合わせ場所の予定だった公園に寄った。



ベンチに座ってまたぼーっとする。




「あれ!?」


聞き覚えのある声がして、振り返ると、

岩本くんがいた。



「岩本くん!?」

「なにしてんのこんなとこで」


岩本くんはランニングの途中って感じだった。


「えっと、ちょっと黄昏てて笑」

「なにそれ笑 送ろうか?」

「いや、申し訳ないから大丈夫!」

「そう?じゃ、またね」

「うん。また」


びっくりしたーー。

こんなタイミングで会うなんて。


心臓止まるかと思った。


風磨と一緒にいるとこ見られなくて

よかったーーー。

この一瞬でいろんなことが頭に浮かんだ。



そして岩本くんが走り出そうとした時、

私は体が勝手に動いて腕を掴んだ。





「あの、、岩本くん」

「ん?」











「好きです!」





「ん??」





「あ……



え??私今なんて言った?????????



私がぽかんとしてると、

岩本くんはもっとぽかんとしてた。



「えっと、ごめん!!忘れて!」

「ねえやっぱり送るよ」

「え、あ、、、ありがとう」


と謎の会話をして、結局家の方向まで一緒に歩いた。

ずっと心臓の音がうるさくて、

会話なんてできなかった。


あっという間に家の前に着いた。


「ごめんね偶然会っただけなのに

送ってもらっちゃって」

「いや全然いいよ」

「じゃ、またね、おやすみなさい」



私は逃げるようにドアの方へ向かった。




「あのさ!!さっきの話だけど…」


振り返ると岩本くんが真剣な顔をしてた。

もうほんとに恥ずかしいから忘れてほしいのに。



あんなタイミングであんなこというなんて

自分でも意味わかんない。




「あっ、ごめんねほんとに忘れて、じゃ、

おやすみなさい」






「俺も好きだよ!」

「えっ?」

「じゃ、おやすみ」

「お、おやすみなさい、、」






岩本くんは、私が家に入るのを見送った。



え??岩本くんも、私のこと、、好きなの??

え????でも付き合っては、ないよね???

え?????恋愛、、、むず!!!!

どうしたらいいの?????? 以上です!!